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2017-10

建築校外研修レポート

本年度の郊外研修旅行を紹介します。今回は、研究科の森木孝太君に学生たちのレポートのとりまとめとブログ原稿をお願いしました。

9月28日と29日、建築工学科と研究科で、尾道から愛媛、高知へ校外研修に行きました。僕は3度目の校外研修でしたが初めてのルートでもあり、隈研吾氏や伊東豊雄氏の作品が特に楽しみでした。

リノベーションの技がすごい!U2
 U2-4

岡山を離れ、まず見学したのが尾道市にある谷尻誠氏の設計による『ONOMICHI U2』でした。港の倉庫から複合施設に用途を変更したもので、外部から想像できない内部空間はまるで街並みのようなおしゃれな造りで賑わっていました。店舗設計にもさまざまに工夫がされていて個性を感じました。

 

伊東豊雄建築ミュージアムへ
 伊東ミュージアム1

この後、しまなみ海道を渡り、大三島の伊東豊雄建築ミュージアムへ行きました。目を引いたのは、多面体が印象的な『スチールハウス』で、背景に広がる瀬戸内の島々の緑と海の青に不思議となじんでいることに魅了されました。内部は多面体を活かしたトップライトで明るく開放的で、外から見るよりもずっと広がりを感じました。また、シンプルな形を工夫して重ねることで、いろんな感じを与えることができることもわかりました。

空中階段に圧倒されました!
 雲の上ミュージアム1

昼食をすませて向かった場所が、愛媛の『坂の上の雲ミュージアム』です。言わずと知れた安藤忠雄氏の作品というのが外観からよくわかりました。エントランスから内部を見上げると、何の支えもなく2階と3階を空中で繋いだ階段に圧倒され、周りのみんなも不思議そうに見ていました。細部についても空間を美しく納めるための工夫が施されていて、「とても自分がちっぽけに思えた!」なんてことを言っている友人がいました。
その夜は、郊外の温泉ホテルで宿泊しました。滅多にない友人との宿泊だったので、先生を交えて日頃できない話をいろいろしていい思い出ができました。

圧倒的な発想の豊かさに感服
翌日、高知県梼原町にある隈研吾氏の建築3作品を見学しました。まず『梼原町役場』『マルシェユスハラ』の外観は異なる自然材料でしたが、目を引くデザインに思わず「おぉっ」と声に出してしまいました。また、内部はどこで荷重を受けているかがわからないほど開放的で、建物の重さを感じませんでした。

雲の上のギャラリー1

『雲の上のギャラリー』では、伝統的手法で組み上げた外観に森のような力強さを感じました。内部では奥行の長い通路に包み込まれ、同時に木の香りにも魅了されてしまい、その空気感をずっと感じていたかったです。

 
今回の研修は、どの建築物も日頃すぐに見学できないものばかりでしたので、今でもすごく心に残っています。これからも創作活動をする上での刺激にしたいと思います。また、1年生にとっては、これが初めての校外研修でしたが、これからもどんどんいい建築物からの刺激を楽しんでほしいです。

[教員より]
立ち止まって建築物の特徴のある空間を眺める学生たちを目にしたり質問をしてくる学生がいると、有名建築物たる理由を、教科書からではわからない空間体験を通して感じ取ってくれたのかなと思いましたし、学生たちの建築に対する関心も垣間見ることができました。

高校生の皆さんにバイオの授業!

こんにちは。バイオサイエンス学科の鎌田です。
昨日までは三連休。暑いぐらいでしたがとっても良い天気。いろいろ楽しんだ人も多いのでは?

私は連日テニスとキノコ見回り! もちろんその合間にはたまっていた家事もこなしましたよ。
キノコの見回りとは、いつも美味しいキノコを収穫できる秘密の場所?を、生えていないかなあ・・・と見回ってくること。今回はハタケシメジとアミタタケが収穫できました。
毎年初めての収穫は、「これってもしかして毒キノコ?」という疑いを捨てきれず、決死の覚悟で食べています。もちろんOKでした。美味しくいただきましたよ。

さてさて、そろそろ本題に入らなくては・・・・
先週の金曜日に、鹿島朝日高校の生徒さん8名がバイオサイエンス学科に授業を受けに来てくださいました。本来は私たち教員が出前授業ということで高校のほうへお邪魔するのですが、今回は実験設備の関係で、皆さんに来ていただきました。
50分授業を2つ、ということだったので2種類の実験にチャレンジしてもらいました。

1時間目は池田先生による「ミックスレタスの種子の無菌播種」です。
クリーンベンチを使って種を無菌的に培地(発芽に必要な栄養分を寒天で固めたものです)にまきます。うまくいけば収穫して食べることもできますよ。まったく細菌がいないので究極の安全な野菜ですね。
1かしまブログ
慣れないクリーンベンチ作業ですが、バイオサイエンス学科先輩の指導の下、皆一生懸命です。うまく収穫できるといいですね!!

2時間目は私、鎌田担当の「ゲル化」の実験。
「ゲル化」なんていうと何やら難しそうですが、簡単に言えば液体をゼリー状に固めること。寒天やゼリー、グミなどプルプルした食感の食品には広く使われている技術なんですよ。今回は「人工イクラ」と、食品ではないですが「おもちスライム」作りに挑戦しました。

まずは人工イクラもどき・・・
安いお寿司の代名詞のように使われる人工イクラですが、技術的にはいたって簡単なんですよ。でも目を入れるのはなかなか大変なようです。なので今回は「目なし」イクラです。
2鹿島ブログ
まずは、必要な薬品類を調整中
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食紅を使って着色するとまさにイクラでしょ・・・
でも別の色に着色すると、まったくイメージが違いますね。
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とても食品とは思えません。
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最後はおもちスライム。おもちのようによーく伸びます。
手伝ってくれた本校の学生さんも遊んでます!!

鹿島朝日高校の皆さん、楽しんで勉強できましたか?!

それとこのブログを見て実験内容に興味をもってくださった方、本学科のオープンキャンパスでも同じような実験をやりますので、ぜひ参加してください!!!
待ってます。

基本情報技術者試験、追い込み

こんにちは。情報システム学科の山下です。
すっかり秋と言いたいところですが、ここ数日は最高気温が30度近くあがり、夏に逆戻りですね。それでも、今週末からはまた秋らしく気温もぐっと下がるようです。みなさん、体調を崩さないように気をつけてくださいね。

さて、国家試験である基本情報技術者試験が10月15日にせまっています。情報システム学科の一年生は試験前の集中講義の真っ最中。最後の追い込みになりました。
過去問題や予想問題をたくさんこなして、しっかり理解し、応用力をつけています。

今週は模擬試験形式で問題を解き、答え合わせ、そして、みんなで協力して不明点を残さないようにしていきます。午後問題では過去と同じ問題は出題されませんが、同じパターンはあります。
時間が足りない人もいますが、問題文をよく読み要点に線と引くことに加えて、パターンに当てはめることが時間内に解く鍵ですね。合格目指して一生懸命勉強したみんなが合格できるよう祈っています。

情報システム学科のみんなもあと一息、がんばろう!

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卒業生からのサプライズ

映像音響学科・源です。

先日、卒業生とイオン岡山で買い物をしていました。小一時間ほど歩き回り、じゃあご飯でも食べるかということになり移動していたところ、年度が違うの卒業生と偶然出会いました。せっかくなので一緒に食事するかという流れになり、3人で一軒のお店に行きました。到着後、入店待ちをしていたところ、またもや年度の違う卒業生に出会いました。すると後ろから、またまた別の卒業生が現れました。ここでようやくわかりました。

実はこの日、私の誕生日でした。それを知っていた卒業生が、サプライズで企画してくれたのです。
あまりの驚きに、嬉しさと恥ずかしさが混じり、私に全く笑顔がなかったそうです(泣)

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その後、フードコートに移動してにお祝いしてもらいました。当日は恥ずかしかったので全くお礼を言えませんでしたが、内心はテンションMAXでした。ありがとう。

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2年生の女の子からもサプライズでお祝いしてもらいました! プレゼントの内容は、甘いピーナッツ・・・ 甘いグミ・・・ 岩塩などなど・・・。
私に全くありがたくないものでしたが・・・(悲)

みんな本当にありがとう。

1年生の磨き授業

こんにちは。 自動車カスタマイズ学科の永岡です。
日暮れるのが早くなって夜明けが遅くなり、朝晩が寒くなりましたね。寝起きがつらい季節が近づいてきています。

さて、きょうは1年生の塗装実習を覗いてみました。部分塗装をした自動車部品(ドア)の最終仕上げ(磨き行程)の作業中でした。
部分塗装をするとどうしても塗っている部分と塗っていない部分の肌が変わってきます。これを磨いて合わせていく作業です。難しそうですね。( ´∀` )

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みんな肌合わせに苦労していました。頑張れ、1年生たち!!!!

本日はここまで。

ワゴンRのLEDカスタマイズ完成!!

こんにちは。 自動車カスタマイズ学科の永岡です。

きょうは、ワゴンR LEDカスタマイズのその後です。半年かけて基礎から学び実装まで漕ぎ着けました。最後の最後まで東田先生に助けてもらいましたが、何とか・・・。

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ついに完成しました!!!!!

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11月5日の学園祭には3台とも展示できそうです。やったー!

フロント動画はこちら

リヤ動画はこちら

みんないい顔してますね! こんな授業は今後も続けていきたいと感じています。

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最後にみんなで記念撮影。東田先生ありがとうございました!!。

本日はここまで。

レッドブルボックスカートレース参戦続報 ~制作奮闘記その3~ 

こんにちは! 自動車カスタマイズ学科の永岡です。
前期末試験も終わり、成績処理や後期授業の準備に追われ、タイムリーにブログをアップすることができていません。あしからず( ^ω^)・・・

レッドブルボックスカー制作のその後です。

前回 フレーム(シャシ)のほぼ完成まで漕ぎつけました。
今回はボデー作りを紹介します。ダンボールを樹脂で固めて塗装のイメージで取り掛かりましたが・・・・・さて。

まずは、

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床にマスキングテープで寸法採りして大きさの確認をしています。

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次に床の寸法に合わせてダンボールを張り合わせていきます。ん?・・・・ちょっと大き過ぎる( ^ω^)・・・
なんかイメージとちがってきたな?

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意を決して、やはり白紙に戻して骨組みから作り直していくしかないかぁ・・・ 日程もタイトだし、試行錯誤の末、改めて取り掛かったのはボディーフレーム制作。

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塩ビパイプとジョイントを駆使してフレームを作り込んでいきます。仮組ができたところで授業は終了。本組は先生たちで頑張るわ(笑)
継ぎ手にドリルで穴をあけボルトナット固定していく本組みで、はしご型フレームのアッパー(上側)とロア(下側)ができました。

↓↓↓↓↓       これを継ぎ手で立体的に組んでいきます。

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翌日、自分の学科ではすることのないこういう作業を、一級自動車工学科の3年生が勉強を兼ねて手伝ってくれました。ホンマ助かるわ。ありがとう。

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コックピット部分が完成!! あとはフロント廻りとリヤ廻りを組み立てる予定。さぁ、もう一息。( ´Д`)=3 フゥ

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作業に没頭していると中間の写真は撮り忘れます。サイドパネルポリカーボネートを自動車用クリップで取り付けしてみました。うーんいいね!
フロントとリヤの位置決めができたので組付け開始。

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フロント廻り完成!!!!
しかし、リヤ組付け用のボルト不足に気づき、あえなく本日終了。次はボディパネルの製作に突入予定。

本日はここまで。

他科の手伝いをして勉強!

こんにちは、一級自動車工学科の武内です。

自動車カスタマイズ学科のブログで、ボックスカート制作の取組みを紹介中です。

レッドブルボックスカートレース参戦続報 ~制作奮闘記その1~ 

レッドブルボックスカートレース参戦続報 ~制作奮闘記その2~ 

10月22日(日)に東京赤坂サカスで「RED BULL BOX CART RACE 2017 」が開催され、ここで走らせるカートを制作しているのです。
ボックスカート制作の期限が迫っていて焦り気味の中で、一級自動車工学科の3年生が一人、ヘルプを買って出てくれました。一級・二級自動車工学科では学ぶことのない「ボデーの一からの制作」を手伝います。

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学生には貴重な体験になったと感じました。いい笑顔で作業していました。
「カギセン」一級自動車工学科では、様々な体験を通じて学び、感じる機会を大切にしたいと考えています。

工場見学・実習体験_(株)ヤナセオートシステムズ様にて

こんにちは。自動車カスタマイズ学科の永岡です。

きょうは9/29(金)の1年生校外研修の様子を紹介します。今回は(株)ヤナセオートシステムズ様にお邪魔しました。
最初に尾形所長より会社概要のご説明をいただき、その後工場で体験実習です。板金と塗装の2班に分かれる講習スタイルで行われました。
板金実習では、IH技術を利用したデントリペア(へこみ修理)体験です。高周波電流と鉄の熱膨張で弾性変形を修理していきます。これなら塗装を痛めることなく、へこみを修理できます。
学校では体験できない工具体験に目の色を輝かせていました。

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次に、用意されたバックドアをその場でへこませ、ハンマーとドリー(当て盤)を使ったオーソドックスな板金作業です。さすが熟練技、歓声が上がっていました。
授業で練習してるはずですが、ドリーの当て方にダメ出しされてましたね( ´艸`)
帰って練習のやり直しですね。

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教えてくださった工場長は、こてこての大阪人で板金の楽しさややりがいをまるで漫談のように説明してくださいました。(笑) ありがとうございました。

次に体験したのは水性塗料を使った塗装体験です。
普段は溶剤塗料で練習している彼らにとっては初めての体験です。しっかり温度管理された調色室で今回はシルバーの塗料作りからです。
秤は溶剤塗料でも使っているはずですが・・・ やはり緊張のせいか微妙に顔料や希釈剤を入れすぎる学生が続出( ^ω^)・・・

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何とか塗料ができ上がりました。
次はプッシュプルブース(塗装ブース)にて色吹きです。塗料によって多少の違いはありますが、何回か吹き重ねて色決めする溶剤塗料と違い、捨て塗りの後、一気に仕上げていくようです。

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夏休みに、(株)ハヤシ様でインターンシップを経験した1年生ですが、今日の校外研修で最新の技術や熟練の技を目の当たりにし、就職活動に臨む前に、すごく良い経験をしました。この体験で何か一つでも将来に繋がるものを掴んでくれたらうれしいです。

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最後になりましたが、尾形所長をはじめご協力いただいた(株)ヤナセオートシステムズのスタッフの皆様、誠にありがとうございました。

本日はここまで。

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