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歴史的建物の見学研修!_建築工学研究科

建築工学研究科の本倉です。
12月6日(日)、岡山県建築士会青年部会主催による歴史的建築物の見学研修に学生とともに
参加しました。 今回は、倉敷の奥座敷といわれる矢掛町を訪れ、建築の歴史や文化を再発見
する研修でした。

幕末期から明治にかけて腕の良いことで全国的にも名を馳せた、瀬戸内海の塩飽(しわく)諸島
出身の大工を「塩飽大工」というそうです。
当日は青年部会の方と一緒に、旧本陣石井家住宅、やかげ郷土美術館など宿場町の面影が残る
町並みを巡りながら、塩飽大工の作品であり国指定の重要文化財である旧脇本陣高草家住宅や
県の名勝に指定されている大通寺を見学しました。矢掛は全国でも、本陣と脇本陣が現存する
唯一の町だそうです。

参加した学生からは、「これまで新しいデザインにしか興味がなかったけど、古き良きものに
改めて感動しました。まさに温故知新。私もこれから、建築の歴女を目指そうかな!」、
「私は卒業後、施工管理の現場で仕事をする予定ですが、木造の伝統的な味わいや本格的な
技術のすごさに感動しました」といった感想がありました。

塩飽大工は、造船業で栄えた船大工の高度な木造技術を活かし、さらに彫刻にも秀でて卓越
した技術をもっていたようです。国宝の吉備津神社(岡山市)や備中国分寺五重塔(総社市)なども
建立したそうです。


●旧本陣石井家住宅での説明風景:宿場町300年の歴史を感じました!


●虹梁の木組み:丸太を組合せる技、木の迫力と加工の精度がすごい!


●参加者の集合写真:旧本陣石井家住宅にて

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